住宅ローンを借りて自宅を購入しようと考えている方は注意が必要です。
賃貸物件を借りるよりも家を買ってしまった方が特だなんて考えていませんか?
家を買う場合、住宅ローンの返済計画をしっかりと考えていますか?とくに金利についての理解は絶対必要です。
なぜかというと、金利というのは複利の効果でトータルで考えるととんでもない額になるからです。以下はその典型例です。
住宅ローンを借りた場合の返済例
住宅ローン借入金額: 3000万円
金利(永遠に固定金利で仮定): 年率4%
年間返済金額: 163万円(月額約13.6万円)
返済年数: 35年間
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年数 住宅ローン残高(万円) 年間の返済額
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01 3,000 163
02 2,957 163
03 2,912 163
04 2,866 163
05 2,817 163
06 2,767 163
07 2,715 163
08 2,660 163
09 2,604 163
10 2,545 163
11 2,484 163
12 2,420 163
13 2,354 163
14 2,285 163
15 2,213 163
16 2,139 163
17 2,062 163
18 1,981 163
19 1,897 163
20 1,810 163
21 1,720 163
22 1,625 163
23 1,527 163
24 1,425 163
25 1,319 163
26 1,209 163
27 1,095 163
28 975 163
29 851 163
30 722 163
31 588 163
32 449 163
33 304 163
34 153 163
35 -4 163
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つまり、完済までに支払う金額の合計は、 35年*163万円=
5705万円にも膨れ上がります!
当初3000万円の借入れが完済時にはほぼ倍の5700万円に膨らんでいるのです!
もしも、変動金利で住宅ローンを組んでいて、さらに金利が上昇しようものなら目も当てられません。恐ろしいほどの高額な支払いを強いられることになるでしょう。下手したら金利の支払いだけで元本が一向に減らないということも十分に考えられます。そうなったら35年の返済計画も狂ってくるでしょう。当然、返せなくなったらマイホームは銀行に担保権を行使、つまり
没収されてしまいます。手元には借金しか残らないでしょう。
「家は資産」だったつもりが、結局は「家は負債」だった、ということに気付いたときにはもう遅い。そんな悲しい結末が待っているわけです。